流産から1年後、喜びと絶望の狭間で

メインストーリー

流産から約1年が過ぎた頃、嬉しい知らせが届く。

2回目の妊娠報告である。

前回の流産の辛い経験は、私たち夫婦に深い傷を残しました。その時の悲しみや失望は、今でも私の心に深く刻まれています。しかし、今日の嬉しい知らせは、過去の傷を癒す希望の光になると信じていました。

さっそく病院に行き受診、胎嚢の確認をした。

今度こそはと期待と不安を胸に神様に祈り、日々過ごしていく。

その後8週目あたりで心拍も確認出来てほっと一安心です。

仕事から帰ると真っ先に妻の体調を確認、

私「体調はどう?」

妻「うん、大丈夫だよ。」

何気ない会話をしながら

今日も1日乗り越えたぞ!何とか明日も頑張ってくれ!
心の中で呪文のように唱えて夜が過ぎていく。

しかし、9週目に入った頃でした。

リビングでテレビを見ていた時、ベッドで横になっていたはずの妻が

痛い、お腹が痛い

と言いながらトイレに駆け込んだのです。

こんな時、男性の私は何もしてあげられず自分が情けなくなります。

5分経っても10分経ってもトイレから出てこず声をかけても返事がありません。

とにかく、お腹の中の赤ちゃんが無事でいるよう祈って待つしかできませんでした。

さらに5分くらい経過したときようやく妻がトイレから出てきました。

私「どうしたの?お腹痛いの?大丈夫??」

と声をかけたのですが返事もなくバックを取り出し何かを探し始めました。

私「何やっているの?ほんとに大丈夫なの??」

私「・・・」

妻「赤ちゃんが出てきちゃった。病院に連絡しなきゃ。

と顔面蒼白になりながらも必死になり病院に行くことになりました。

ウソだろ!なんで俺たち夫婦だけこんな目に合わなきゃいけないんだ!!!

車を運転しながら涙をこらえ、心の中で叫び続けました・・・

病院に到着し出てきてしまった赤ちゃんを確認してもらいました。

そして胎嚢であることが判明いたしました。

その瞬間、2度目の流産が確定したのです。

この時は何で私たちだけこんな目に合うのか

明るい未来が絶望に変わりました。

この期間、心は深い暗闇に包まれていて、何をしてたのかすら思い出せないほどでした。

                    絶望

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