4度の妊娠と4度の流産を経験し、もう無理だ!子供は諦めよう・・・
と思いながらも、なんで俺達夫婦だけ・・・となかなか心の整理ができないでいました。
夜布団に入ると毎晩スマホでいろいろ調べてしまう。
子供をあきらめる決心がつくような記事を探して・・・
そんなある日、
「妊娠はするのに染色体異常で初期流産ばかりだから、正常卵を移植できればいいのにな?」
と閃き、それらしい検索キーワードを入力して調べてみる。
高齢出産、初期流産、染色体異常、正常卵、などなど思いつく限り検索していた。
そして見慣れない言葉を目にする
着床前診断(着床前検査)
「ん?なんだろう?出生前診断と同じことかな?」
さらに深堀してみて衝撃が走った!これだ!!俺が探していたものは!!!
簡単に言うと、移植前の胚盤胞の染色体を調べ、正常卵を移植するものらしい。
PGT(着床前遺伝学的検査)とは
着床前の胚に染色体あるいは遺伝子の異常がないかを調べる医療技術です。
引用元:にしたんARTクリニック 神戸三宮院
米国生殖医療学会が呼称を変更する以前は、着床前診断と呼ばれていました。
不妊症および不育症を対象とした着床前遺伝学的検査は着床前胚染色体異数性検査(PGT-A)と着床前胚染色体構造異常検査(PGT-SR)とに区分されます。
悲しみ苦しんでいる妻にこれ以上妊活を強要する事も出来ないまま1月余りが過ぎた頃
夕食を食べているときに意を決してさりげなく伝えてみる。
私「あのさ…妊娠できる力はあるわけじゃん?今までは染色体異常が原因で初期流産をしてけどさ正常な卵を移植する着床前診断って言うのがあるらしいよ~。ブログ書いてる人もいるから気が向いたら見てみなよ?」
と。
そうしたら予想外の返事が来たのです。
妻「へ~こんなのあるんだ。やってみようかな?」
いつもは慎重に物事を判断する妻がまさかの即答!
この日から私たちの運命は大きく変わっていったのです。
着床前診断
着床前診断(PGD)は、体外受精(IVF)の過程で行われる一連の遺伝子検査の一つです。これは、特定の遺伝的疾患や染色体異常を持つ胚を特定し、健康な胚を選択して子宮内へ移植するための技術です。以下に、着床前診断に関する詳細な解説を示します。
背景
着床前診断は、遺伝性疾患を持つ家族や高齢の母親など、特定のリスク要因を持つカップルにとって特に有用です。これにより、特定の疾患のリスクを最小限に抑えながら、健康な胚を選択し、健康な赤ちゃんを妊娠・出産することが可能になります。
手順
- IVF過程で通常行われるのは、まず体外受精によって多数の卵子を収集します。
- 受精が完了すると、胚が形成されます。この時点で、一部の細胞を取り出し、その遺伝子や染色体の異常を調べます。
- 異常がない胚は、健康な胚として選択され、子宮内へ移植されます。
適応症
- 遺伝性疾患:特定の遺伝性疾患やキャリア状態を持つカップルにおいて、その疾患を持つ子供のリスクを軽減するために使用されます。
- 染色体異常:高齢の女性や反復流産を経験したカップルなど、染色体異常のリスクが高い場合にも適用されます。
将来の展望
遺伝子編集技術の発展により、将来的にはより精密な遺伝子編集が可能になり、PGDの範囲や有用性がさらに向上する可能性があります。
着床前診断は、遺伝的リスクを抱えるカップルにとって重要な選択肢の一つであり、医療技術の進歩により、より正確で効果的な方法が開発されているみたいだす。